今回は雑誌・広告写真等でご活躍中の赤石仁さんにFLMカーボン三脚CP30-L3Sのレポートをいただきました!
今回は京都ロケでの人物撮影にFLMの三脚を使用しました。
状態としては足を一段伸ばしてアングルの調整がしやすいようにエレベーターをやや上に伸ばしています。
ふらつく様子も無く床にしっかりと着地している感じが体感出来ました。
この三脚はとにかく一人で操作することを前提にとても良く造られています。
FLMのカーボン三脚の軽量さ、持ち運びやすさに焦点を当ててレポートします。
FLMの三脚を使用してみてまず感じたのは軽いということです。
三脚が軽いということには皆様もご承知の通りメリットデメリットがあります。
メリットとしては軽いイコール手持ちでの運搬が用意であるということ。
私はFLM CP30-L3Sを使用する以前はGITZOの5型を使用しておりましたので重量に関しては歴然の差があります。
フォトグラファーにとって重い荷物は当たり前・・・
この10~15年で撮影のシステムも様変わりし、デジタルカメラでの撮影が一般的となりましたが荷物の量はたいして変化していません。
フィルムが無い分、ノートPCが必要だったり、ハードディスクが必要だったりと予備のカメラも必要だしと、荷物が減る気配がありません。
むしろ増えたかなと感じることもあります。体には非常に負担がかかります。
では今必要なもので少しでも軽くて丈夫なものにスイッチ出来る機材は何か?と考えたときに真っ先に考えたことが三脚の軽量化です。
飛行機移動での手荷物重量制限、その他交通機関を利用する際の移動時など三脚は軽いにこしたことはありません。
軽いつまり疲れない、その後の撮影にも負担が無い。これは私たちフォトグラファーにとって何よりありがたいことです。
今回は写真を撮れませんでしたがこの三脚は収納面で画期的なシステムがあり、コンパクトな収納が可能になります。
デメリットとしては軽い、コンパクト、をうたい文句にすると物理的にやはりやわなイメージを連想します。
軽くて細いものに重量のあるものが乗る訳ですから、手で持った感じでカメラよりも三脚のほうが軽いと感じるようなら、ウェイトの使用をお勧めします。
FLM CP30-L3Sには、エレベーター下部に最初からウェイトフックが内蔵されておりフックの出し入れも非常に簡単です。
これは非常にありがたい機能です。
余談のまめ知識ですが、現実的にウェイトが無い場合でも、例えばコンビニのビニール袋に自分が現在持ち合わせている
荷物を入れて引っ掛けるだけでも見栄えは少々悪いですが十分に安全対策をとれます。
三脚の転倒は絶対に避けなければならない事故です。
その為にも、ウェイトが準備出来ない場合は、三脚の足そのものを一段広く開いて倒れにくくするなど対策をしてみるのも良いかもしれません。
今回は初めてのロケ使用でしたが、運搬~組み立て~収納とこの三脚の一番の醍醐味を体感出来ました。
今後違うシチュエーションでのレポートもできればいいですね。
赤石さんからは
「軽量・コンパクトで頑丈」というシンプルかつ重要な性能がFLM三脚の魅力の1つ!とレポートして下さいました。
機動力アップでますますのご活躍に期待しています!!!
『赤石 仁さん』
1972年東京生まれ,明治大学文学部卒業。
2007年広告撮影プロダクション勤務を経て独立。
2012年千代田区半蔵門にスタジオ設立。
STILL LIFE,FASHON,PORTRAITを中心に広告・雑紙にて活動中。
主な受賞歴:読売広告賞,電通広告賞,毎日デザイン広告賞 他
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http://www.jinakaishi.com
―ご使用されたのは、【FLM カーボン三脚CP30-L3S】
FLMのカーボン三脚の中で一番高さの出るものがこちら。
最大で185cmまで伸ばすことが出来ますが、重さは1.5kgと軽量となっております。
三脚詳細はこちら
http://bit.ly/1q6WByj
アガイ商事(株)
~FLM INTERVIEW~
今回はFLM製品を愛用して頂いている写真家の 宮坂雅博さん とお弟子さんの 小松由利江さん にお話を伺った。
宮坂雅博さん(写真家)
英国王立グリニッジ天文台の天体写真コンテスト「アストロノミー・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー2012」
の「アース・アンド・スペース部門」で優勝の実績を持つ。
小松由利江さん
宮坂さんの写真を見て弟子入りを志願。
現在は地元の写真店「写真のはる」で働くかたわら、宮坂さんの弟子として活動している。
宮坂さんのとる星空の写真は幻想的で息をのむ美しさである。
英国王立グリニッジ天文台の天体写真コンテスト「アストロノミー・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー2012」のアース・アンド・スペース部門で優勝も遂げている。
宮坂さんの写真を見て、撮影方法をおしえてほしいと多くの人が集まるそうだ。そのひとりが小松さん。宮坂さんの写真を見て弟子入りを志願した。
現在、小松さんは地元の写真展「写真のはる」で働くかたわら、宮坂さんに月に数回撮影方法を教わっている。
FLM製品との出会い・・・
お二人がFLM製品に出会ったきっかけは、小松さんの働く「写真のはる」の社長が2012/6/26-27に開催された
PHOTONEXTのアガイ商事(株)のブースでFLM自由雲台を見つけたことが始まりだった。
すでに他の自由雲台を買っていたが、他の製品とは止まりが違うことに驚き購入を決めた。
そして、宮坂さん、小松さんも撮影するときにFLM製品を使用するようになった。
宮坂さんはFLM自由雲台とカーボン三脚について話をしてくれた。
【FLM自由雲台について】
宮坂さん「FLMの雲台のよさを端的に言うと、精度の高いボールヘッドと安全への配慮だと思います。」
①自由雲台の基本である止まりがしっかりしている。手作業で削っていると伺って納得しました。
例えば星景を撮る時はこのように斜めにして使うこともあるのですが、それでも倒れてきません。
またノブを締めるだけで完全にチルトに出来るのも撮影時に助かります。自由雲台だけど、パンとチルトの2wayのような使い心地があります。
②クイックシューの取り付け方は一見すると複雑でわかりにくい。しかしまどろっこしい操作手順だからこそ、
逆に意識して固定しないといけないのでカメラの落下を防げるのはいい。ヨーロッパの製品は安全基準が高いイメージがあったのだけど、
まさにそのイメージ通りで安全への配慮が日本とは違うなと感じます。
③他にも細かいかもしれないが、雲台を三脚に取り付ける際にどうしてもパン方向に回ってしまって少し緩んでしまうが、
FLMの雲台にはPRSというパン方向に回らないようにするボタンがついていたりする。
細部にこだわっているからこそ複雑に見えてしまうかもしれないけど、使い慣れてくるとこれほど使いやすいものはないと思います。
【カーボン三脚について】
頑丈なのに軽いのが魅力。ドイツ製というと重いイメージあったが軽くて頑丈だなと思います。ローで使えるのも便利で助かりますね。
実際の撮影に同行!
今回はインタビューのあとに実際に撮影に同行させていただいた。
※動画はこちら
(左)撮影方法を教える宮坂雅博さん (右)実際にカメラを手に撮影する小松由利江さん
この日は気温がマイナス10度以下の町に近い場所での撮影。凍えるような寒さだったが、宮坂さん達が普段撮影している場所は
山奥で手足の感覚がなくなるほどの気温での撮影があたりまえ。そんな寒さの中でもFLM自由雲台とカーボン三脚は動かなくなることはなく、
スムーズにセッティングできるそうだ。
宮坂さんから「このような状況での撮影では機材がうまく動かなくなることがある。だがFLM製品の自由雲台、カーボン三脚の両方に共通して、
寒くても機能性が落ちず普段どおりに動かすことができることが良いと思います。極寒マイナス10°が当たり前の中、
普通に使えるのはありがたいです」と話してくれた。
最後に・・・
今回、心よくインタビューに応えてくれた宮坂雅博さん・小松由利江さんに感謝を申し上げます。
最後に「FLMの短所や問題点はありますか」と伺った時、「悪いところが見つかりません」と答えてくれたこと大変嬉しく思いました。
私たちはFLM製品を通して、写真をとるすべての方に安心して撮影することができる環境をサポートしていきたいと強く思っております。
今回はインタビューにご協力いただき本当にありがとうございました。
アガイ商事(株)